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1970~80年代の原宿を彩った一軒のカフェバー、それが「ペニーレイン」。ニューミュージック系といわれるミュージシャンやファッション関係者、アーティストといわれる人たちが集っていた店。そのミュージシャンの一人が、大人や社会に対する若者の屈折した思いを、この店での出来事に見立てた歌を発表、ヒットした。そして店の名前は全国的に知られるようになり、学生たちにとっての聖地となり、やがては修学旅行生たちがこの店の前で記念写真を撮る光景も見られるようになった。その後、1977年に歩行者天国が開始され、スケボー族、ローラー族、竹の子族も誕生した。街の佇まいも変わっていき、この店の常連客も徐々に入れ替わっていった。そうして1990年 「ペニーレイン」も、その役割を終えたかのように閉店を迎えた。しかし、この店に深い思い入れを持つ人々の熱い思いに 2006年、以前とは少し場所を変え静かに営業を始め、今に至っている。